高知県の内科・胃腸のつつみ内科胃腸クリニックです。

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Medical expenses

帯状疱疹予防接種

帯状疱疹予防に水痘ワクチン接種を。

1回:8,000円(税別)

※対象年齢は50歳以上の方(小児の水痘予防の接種は行っておりません)
※完全予約制(長期保存できない生ワクチンですので、事前に予約をお願いしております)

帯状疱疹とは?

帯状疱疹は水ぶくれを伴う赤い発疹が、体の左右どちらか一方に帯状に出現する皮膚疾患です。
ズキズキ・チクチク・ピリピリとした神経痛様の強い痛みを伴うことが多く、多くは腕や胸、背中に症状が出ますが、顔や首に出ることもみられます。

帯状疱疹の原因は?

帯状疱疹の原因は、水痘・帯状疱疹ウィルス(varicella-zoster virus:VZV)です。
通常は幼少期にこのウィルスに感染し、水痘(水ぼうそう)として発症します。
発熱と水疱が主症状で、7〜10日ほどで治癒します。
しかし、原因となったウィルスは水痘の治癒後も神経節(神経のつなぎ目)に潜んでいます。
加齢やストレス・体の疲れなどが原因で、免疫力が低下した時に、このウィルスが再活性化を起こし、神経に沿って皮膚に到達し、帯状の皮疹が発生するのです。

帯状疱疹の後遺症

帯状疱疹は早期に医療機関を受診して、抗ウィルス薬を7日間使用すると独特の水疱はきれいに治ります。
しかし、抗ウィルス薬の使用が遅くなると、チクチク・ピリピリとした痛みが数か月から数年続く場合があります。
これを帯状疱疹後神経痛(PNH)と呼びますが、およそ2割の患者さんが、PNHに移行するといわれています。また角膜炎による視力低下や難聴・耳鳴り・めまいなどの症状が残存することもあります。

帯状疱疹になりやすい人とは?

最初にもお話したように、帯状疱疹は免疫力が低下した時に発症します。
そのため免疫力が低下している高齢者に発症しやすいといわれています。
特に50歳代から発症率が急激に高くなります。
帯状疱疹の患者さんの約7割が50歳以上といわれています。
また日本では80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になるといわれています。

帯状疱疹の予防方法は?

帯状疱疹を予防するワクチンがあります。
乾燥弱毒生水痘ワクチンは、乳幼児の水痘予防に開発されたワクチンですが、高齢者の帯状疱疹の予防にも適応が拡大されました。
ただし、対象となるのは50歳以上の方で、接種は1回のみとなります。
1回の接種で約5年間は有効とされています。
完全に帯状疱疹を防げるものではありませんが、仮に発症したとしても痛みなどの症状が軽くて済むといわれています。
ステロイド剤や免疫抑制剤など、特殊な治療を受けられている方は接種できません。
詳細はお電話か、クリニックにご来院いただいてご確認ください。

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